パブリッシャー間の購買行動のバランスを取る、スロットリクエスト数を調整(ベータ)
デフォルトでは、マーケットプレイス・パッケージでターゲティングした全てのパブリッシャー 広告が表示される、ウェブサイトまたはアプリの所有者。から提供されるスロットリクエスト 潜在的な広告インプレッションに対する広告リクエスト。数の100%がDSP デマンドサイドプラットフォーム(DSP)。リアルタイムで入札の意思決定を自動化し、アドエクスチェンジやSSPを通じてバイヤーとオーディエンスを効率的につなぐソフトウェアプラットフォーム。バイサイド・プラットフォームとも呼ばれます。に送られます。ただし、ディール パブリッシャーがディールIDによって限定されたバイヤーに特定のインベントリを直接販売できるプライベートオークション。条件はオークション開催前の交渉によって合意されます。支出のよりバランスの取れた配分を実現するため、または特定の最適化目標を達成するため、特定のパブリッシャーから送信される対象となるスロットリクエスト数の割合を調整することができます。特定のパブリッシャーからのスロットリクエスト数を戦略的に引き下げることは、ディールにおける購入パターンのバランスを改善するのに役立ちます。例えば、あるディールにおいて一部のパブリッシャーが総インプレッションの大きな割合を獲得している場合、スロットリクエスト数の調整ツールを使用して、それらのパブリッシャーから送信されるスロットリクエスト数の割合を減少させ、購入機会を他のパブリッシャーにシフトさせることができます。
Index UI App.indexexchange.comのIndex UI(管理画面)では、インベントリ、キャンペーン、取引設定などの接続設定を管理することができます。のDeals > OptimizationタブのDeal Activity by Publisherリストを使い、ディールインプレッションで各パブリッシャーが占める割合を確認できます。以下のメトリクスは、ディールに対するスロットリクエスト数の配分方法を決定する際の参考になります。
メトリクス | 詳細 |
---|---|
Bid Requests |
このパブリッシャーに代わりDSPに送信された入札リクエスト SSPまたはアドエクスチェンジからDSPに送信され、入札可能なインプレッションに対する入札レスポンスをリクエストするOpenRTBリクエスト。入札リクエストには、DSPがそのインプレッションに入札するかどうかを決定するためのインプレッションに関する情報が含まれる。の件数。想定インプレッションに対するレスポンスを要求するものです。 |
% of Total Avails |
このディールにおける利用可能な広告リクエストの総数に対して、このパブリッシャーがIndex Exchange (Index)から受け取っている割合。例えば、値が25%の場合、ディールで送信されるすべての広告リクエストのうち、このパブリッシャーが25%を受け取ることを意味します。 |
% of Total Impressions |
このパブリッシャーが獲得した、ディール全体の総インプレッション数に占める割合。例えば、値が15%の場合、ディールで送信されるすべての広告リクエストのうち、このパブリッシャーが15%を受け取ることを意味します。 |
スロットリクエスト数の調整例
上記の「Deal Activity by Publisher」表を参考に、パブリッシャーAとパブリッシャーBが取引において総広告在庫の数が多く、以下の方法で不均衡なインプレッションを獲得していることが判明しました。
![]() パブリッシャーA |
広告枠全体の45%を獲得し、ディールにおける全インプレッションの40%を獲得します。 |
![]() パブリッシャーB |
広告枠全体の25%を獲得し、ディールにおける全インプレッションの20%を獲得します。 |
![]() その他のパブリッシャー |
広告枠全体の30%を獲得し、ディールにおける全インプレッションの40%を獲得します。 |
ディールにおける購入行動のバランスを取るためスロットリクエスト数の調整ツールを使用して、パブリッシャーAおよびパブリッシャーBからDSPに送信される対象のディールリクエストの頻度を、次のように削減します。
![]() パブリッシャーA |
パブリッシャーが、インプレッションの大半を獲得しているため、現在有効なスロットリクエスト数の4分の1をDSPに送りたいとします。スロットリクエスト数の調整ツールで、割合の値を25%に設定します。これは、パブリッシャーAの場合、対象となるディールリクエスト数の25%のみがDSPに送信され、残りの75%は送信されないことを意味します。 |
![]() パブリッシャーB |
このパブリッシャーはインプレッションの大半を獲得しているため、DSPに対して対象となるスロットリクエスト数を送信する割合を約75%に抑えたいと考えています。スロットリクエスト数の調整ツールで、割合の値を75%に設定します。これは、パブリッシャーBの場合、対象となるディールリクエスト数の75%のみがDSPに送信され、25%は送信されないことを意味します。 |
![]() その他のパブリッシャー |
他のパブリッシャーに対しては割合の変更は行いませんでしたが、パブリッシャーAとパブリッシャーBの配分が減少したため、パブリッシャーAとパブリッシャーBと競合する頻度が少なくなります。 |